連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.3
不登校についての相談を受けていて、ものすごく多い質問が「いつまで待てばいいのか」というものです。
自分の子どもの不登校が続くなかで、その質問が生まれてくる親のつらい心情も理解できます。
そんな保護者の多くが待っているのは、おそらく子どもが「(楽しく学校に行っていた)元のころ」に戻ることかな、と思います。
それは、学校の先生が使う「待つ」という言葉からも、そのニュアンスが伝わってきます。
とくに、中学校の場合は、3年間という時間制限や、現実問題として高校進学とも密接な関係があるので、子どもはもちろんのこと、大人たちも、焦りのなかにいることを感じとることができます。
「函館圏フリースクールすまいる」では、利用者の在籍校と連携するなかで、事前に子どもの了承を得たうえで先生が活動のようすを見に来ることがあります。
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