伊藤友子さん(仮名)は、最近、自分に縁がないと思っていた「恋愛」に救われているという。戸惑いながらも「悪くない」という複雑な気持ちを書いてもらった。
こんにちは。アラフォー独身メンヘラ女です。不登校、ひきこもり経験を経て、今は実家で暮らしながら、作業所とデイケアに通っています。
そんな私に、ひょんなことから恋愛なんてものが訪れました。正直に言って、戸惑っています。これまでの私の人生で、他人との関係を思い出すと、どれも悲惨なものばかりでした。
中学では誰も私や私の机にさわろうとしなかったし、高校では女子グループにわざとヘンな化粧をさせられて笑われたり、放課後の図書室に外から鍵をかけて閉じこめられたりしました。
席替えや班分けのたびに、「このなかに一人死んでほしい人がいるよね」などと嫌がられました。親との関係も悪く、「優等生」だった私が不登校になり、ひきこもりになると、しょっちゅう「お前は人生の落後者だ」と言われ続けました。
だから「人を信じる」ということが私にとっては、とても難しいことになってしまいました。恋愛なんてもってのほか。私には縁がないことだと思っていましたし、世間の「恋愛第一」みたいな風潮に軽蔑すら抱いていたのです。
だから、彼氏ができたとき、これからどうしたらいいのか、皆目見当がつきませんでした。
そんなわけで、彼氏と信頼関係を築くまでには、本当にたくさんの困難がありました。私が「人はしょせんひとりだ」と主張してはケンカ。
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