不登校新聞

500号 2019/2/15

不登校している私が望む進学先は「誰も私を知らない場所」でした

2019年02月12日 17:34 by kito-shin



 2018年12月9日、東京都北区にてシンポジウム「不登校の人が一歩を踏み出す時」が開催されました。(主催・全国不登校新聞社)。不登校経験者が、自身の進路などについて話したようすを抄録します。(編集・茂手木涼岳、協力・飯島章太)。

 * * *

 池知未佑です。いま19歳で、定時制高校4年生です。中学1年生の2学期が始まって1週間ほどで不登校になりました。

 理由はクラス内でのいじめでした。最初は、自分がいじめられているという認識はなかったんです。ただ、お父さんが「なんかヘンだぞ」と思って学校に話してくれて、そこでいじめが発覚しました。

 私の知らないところで陰口とか、「バイ菌あつかい」をされていたんです。ショックでした。「もう教室のなかに自分の居場所はないな」と思い、不登校になりました。

 そんなことがあったので、学校にいいイメージがなくて、高校にも行きたくなかったんです。でも学校の先生たちは、「高校はみんなが行くから行っとけ」、「高卒くらいはとっておけ」と。

 教育関係者だった叔父も「お願いだから高校だけは卒業してくれ」と言われて、イヤイヤながら、高校に行くことは決めました。

 ただし、どうせ行くのなら、自分のことをみんなが知らない場所に行きたいと強く思いました。それを相談室の先生に相談したら、「こういう通信制の学校があるよ」といろいろ教えてくれました。

 自分でも調べて、行きたい学校を父に話したんですが、経済的な理由でそこは却下されてしまったんです。

 結局、比較的学費の安い公立校で、かつ誰も私を知らないであろう、ちょっと遠い場所にある定時制の高校を選びました。

人間関係で期待と不安が

 高校に入学するにあたって一番不安だったのは、中学と同じことが起きないかな、ということです。いじめとか人間関係でこじれないかな、と。

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