不登校新聞

501号 2019/3/1

娘とふたりで学校にけじめをつけに行きました【不登校と卒業式】

2019年02月22日 15:09 by kito-shin



連載「不登校からの母親日記」vol.8

 卒業式を迎えるにあたり担任から電話があった。

 「式に来られないようなら、みんなが帰った午後から校長室に来てください。私たちは袴を脱がないで待っています」。

 娘が学校へ行きしぶり始めたときは、出席日数のことを、あんなに心配したのに、それについての説明もなかった。

 私からお願いした「友だち関係のトラブル」については調査結果もない。調べてくれたのか、調べることもなかったのか、それすらわからない。そして、とうとつに「ひとり卒業式」の電話。もうはらわたが煮えくり返った。そんな言い方ってある!? 私は、娘に提案をした。

 「卒業式は行きたくないかもしれないけど、けじめをつけよう。この小学校とおさらばするために。自分の手で卒業証書をもらっておいで!」。

 娘の背中を強く押した。娘は「うん」と同意し、卒業式に着ていく服を選びに行った。お店には、子ども向けのスーツがたくさん並んでいたが、娘はスーツには目もくれず、グレーのジャンパースカートを見ていた。

 「みんなと同じ格好はイヤ、これがいい!」。

卒業式の朝 娘とふたりで

 卒業式の朝、娘は布団から出てきた。髪を整え、選んだジャンパースカートを着て、2人で学校へ向かった。

 教室には、子どもたちから保護者への手紙が置かれていた。いつ書いたのかはわからないが、娘の手紙もあった。そこには小さな小さな消え入りそうな文字で、こう書いてあった。

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