不登校新聞

190号(2006.3.15)

「負け組でけっこうじゃないですか」整体師・矢上裕さんに聞く

2019年03月07日 17:07 by shiko
2019年03月07日 17:07 by shiko



 今回のインタビューは、「自力整体」の矢上裕さん。ホームスクーリング・ネットワーク「ZERO-net」の松浦喜美世さんから、合同取材のお誘いを受け、取材させていただいた。

 * * *

――まず「自力整体」について、うかがいたいのですが?

 自然治癒力を省略して「自力」なんです。自然治癒力を高める整体ということです。人の身体には700以上のツボがあり、太陽の光や熱、木々の発する酸素、大気中のエネルギー、宇宙光線、月の明かり、水蒸気、そういう生命に必要なエネルギーがインプットされ、それが気と呼ばれ、目には見えないけれども体内を循環しているから私たちは生きているのです。

 そのツボは、身体がゆるんでいると開くし、緊張していると閉じるんです。だから緊張状態が続くとエネルギーが入ってこなくなるから病気になっちゃう。「病」という字は、ツボが閉じていているという意味なんです。

 自力整体は筋肉の緊張をほどいてツボを開いてやる作業です。体操のように見えるけれどもツボ療法なのです。

――自力整体をされるようになったのは?

 人の病気は一見、いろいろな治療技術で治っているように見えるけれども、実はそうではなくて、その人が本来持っているところの自然治癒力が治しているのだということに気がついたのです。

 要するに、どんなに病気が重くても自然治癒力が強ければ治るし、どんなに治療をしても自然治癒力が弱ければ死ぬ。人はみな、病気を治すのは医学の力だと錯覚しているのです。野生動物社会を見てごらんなさい。どこに病院がありますか?

 私の生きる道は、自然治癒力を高めるにはどういう食べ方、からだの動かし方、考え方をすればいいのかを研究することだと考えて、ヨガを学び自力整体へとつながっていったのです。

 

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