不登校新聞

190号(2006.3.15)

映画「STEVIE」から学ぶ 周囲の理解と手助けの重要性

2019年03月07日 17:14 by shiko
2019年03月07日 17:14 by shiko


 2002年に製作された映画「スティーヴィー」が現在、都内で公開されている。加害者について考える重要性を、あらためて考えることのできるドキュメンタリーである。

 監督のスティーヴ・ジェイムスは大学時代、ボランティアとして、当時11歳のスティーヴィー少年のビッグブラザーとなった(※登録者が、児童虐待、貧困、不登校、家族のトラブルなど、「リスクを抱えた」少年少女のサポートをする制度)。

 スティーヴィーの母は、彼が生まれてまもない時期から虐待をくり返し、スティーヴィーは暴力から逃れるために、児童養護施設や親戚の家を転々とさせられる。

 荒れるスティーヴィーと出会い、「できるかぎり、彼に手を貸さねばならない」と思ったジェイムスだったが、数年後、映画の夢を実現するためにシカゴに引っ越してしまう。

 ジェイムスは罪悪感を感じながらも、それ以降スティーヴィーと連絡をとることはなかった。

 映画監督となったジェイムスは10年ぶりに帰郷。スティーヴィーと再会を果たすが、24歳になった彼は軽犯罪を繰り返す青年になっていた。

 音信不通となっていたあいだに、何があったのか。ジェイムスは、現在の彼を理解しようとカメラをまわしはじめる。

 その過程、スティーヴィーは親戚の少女に性的虐待を加えたとして罪に問われてしまう。いくつかの証拠や証言から、事件が起きたことは明白だった。

 揺れる家族とジェイムス。また、撮影が進むなかで、母からの虐待のほかにも、スティーヴィー自身が過去に性的虐待を受けていた事実が明らかになる。

 

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