不登校新聞

371号 (2013.10.1)

不登校の歴史 第371回

2013年09月27日 13:09 by kito-shin

民主党政権、発足




 2009年8月30日、歴史的な政権交代があった。衆議院選挙で民主党が308議席の絶対多数を獲得。自民党に代わって政権の座についた。
 
 長い長い自民党政治がもたらした閉塞感から人々は脱出したかったのだと思う。民主党の一人勝ちのような感じで、鳩山内閣が発足した。
 
 新政権への期待はとても大きかった。
 
 教育で言えばまず「子ども手当」。子どもは社会で育てる、という新しい発想が土台にあった。さらに「高校実質無償化」。高校無償化はその年の4月には参院可決にまで至っており、おそらく現実化されるだろうという見通しはあった。家庭にお金がないために進学をあきらめるのは、つらすぎる。無償化はぜひ進めたい。しかし、不登校・フリースクールの側からすると、無償化の対象はあくまで「学校」であって、学校に行かない子や学校外の場に通う子どもは、らち外なのだ。そこにも光が行くようにしてほしいところだ。しかし、高校無償化政策は、その財源の一部を、16歳~18歳の子どもがいる家庭の特定扶養控除を減額、または消失するなどして充当する、という方針だった。高校へ行く子どもは無償化で助かるのだが、高校へ行かない子、中退した子、フリースクールに通っている子は、無償化の恩恵に預かれないばかりか、税金まで上がってしまい、まさに新しい格差がつくられたのだった。この問題は、いまだ解決されておらず、ぜひ解決してもらいたい。

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