『不登校を三週間でもどした』と豪語する本が、教育書専門の出版社から出版されました。著者は小学校の教員で、会社員から小学校教員になり、30人以上の不登校児童・生徒にかかわってきたそうです。
学校復帰に自信を持っている教員は、そのほとんどが小学校の教員です。小学生の場合、力関係が圧倒的ですから、周囲の大人たちが寄ってたかって、あの手この手の学校復帰作戦を展開すると、とりあえずは戻ることが多いのですが、それは一時的なもので、問題の解決を先送りしただけです。
何とかして学校に戻して中学校に送り出したら、小学校としてはそれで終わりでしょうが、子ども本人と親は終わらないんですね。その後いったいどうなるのかなど、風の便りに聞くくらい。結局知らないんですね。
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