2015年12月22日、議員連盟の座長が馳議員から丹羽議員へ変わったのと同じ日、不登校に関して重要な文科省の公式会議が開かれた。第6回「フリースクール等に関する検討会議」である。
この検討会議は、同年1月30日に第1回を開催、学校外の教育に、制度的な何らかの道を拓く熱い期待のもとにスタートしたが、確保法審議が議員立法で始まり、4月14日に第4回を開催したあと、休止状態となっていた。
なぜなら、もし法律が成立したら、会議決定より法律が強いからである。会議では、法律をもとに、どう充実させるかはできるが、法律を越えることはできない。そこでしばらく様子見、となっていた。
しかし、9月成立もならず、馳さんは大臣になられ、法案のゆくえが不透明になっていたこの秋、市民の側からも「あの会議はどうなっているの?」という声が委員をやっている私のところにいくつも寄せられた。
それを文科省に伝え、それが功を奏したのかは定かではないが、ひさしぶりに開かれたのが第5回会議で、11月19日のことだった。じつに半年ぶりであった。
第5回会議では、文科省が初めて行なったフリースクール調査の報告があった。今ではあちこちで引用されているが、474団体へアンケートを送付し、そのうち319団体から回答があったものだ。
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