不登校新聞

510号 2019/7/15

不登校の子どもにも権利がある、10年間訴え続けた私が思うこと

2019年07月12日 16:45 by kito-shin

 彦田来留未さんは2009年、フリースクールに通う仲間と「不登校の子どもの権利宣言」をつくった。あれから10年、いま新たなプロジェクトを進めているという。

* * *

 「『子どもの権利』ってなんだろう。学校でつらい思いをしてきた私たちの権利は、どうなっているんだろう?」。

 そんな疑問から、私たち「フリースクール東京シューレ」に通う有志メンバーは「子どもの権利条約」を学ぶことになった。2008年のことだ。

 誰かに教わるのではなく、子どもとスタッフがいっしょになって、子どもの権利条約を一条一条読み解いていく自主学習の場だった。自分たちの経験と照らし合わせながら、ディスカッションを何時間も重ねた。

 そして講座が始まって1年半が経った2009年の夏。「子どもの権利条約」が採択されてから20年のこの年に、「不登校の僕たち自身の権利宣言をつくろう」という提案が講座メンバーからあった。

 講座に参加していなかった人まで加わり、権利宣言づくりが始まった。自分たちの不登校経験や思いを山のように出し合って、文をまとめていった。夏休みも朝から夜まで48時間にわたり話し合いを重ねた。

 そして「私たちには(中略)学校へ行く・行かないを自身で決める権利がある」「私たちには、学びたいことを自身に合った方法で学ぶ権利がある」などの文言をもりこんだ「不登校の子どもの権利宣言」が完成。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「学校へ行けない僕は失敗作」 追いつめられた僕に訪れた転機

518号 2019/11/15

あの凄惨な事件から40年、私にとっての戸塚ヨットスクール

518号 2019/11/15

「親はちょっと黙って見てて」14歳不登校経験者が目指す未来

517号 2019/11/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

518号 2019/11/15

学校へ行くのが苦しくなり始めたのは小学校6年生ごろです。自分でも理由はよく...

517号 2019/11/1

不登校経験者の子ども若者からも人気を集める絵本作家のヨシタケシンスケさん。...

516号 2019/10/15

NGO「ピースボート」のスタッフで、不登校経験者でもある堀口恵さん。「中学...