不登校新聞

510号 2019/7/15

将来がわからないのに「学校を休んで」なんて言えません。フリースクール代表の回答は

2019年07月12日 14:12 by kito-shin

連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.14

 今回のテーマは「無責任に『学校を休んでいいよ』とは言えない」ということについてです。『不登校新聞』の編集部を通じて、次のような相談がありました。

 「息子は学校へ行くのがとてもつらいようです。でも、私は息子に『学校を休んでいいよ』とは言えません。だって、学校を休んだらその先にどうなるのか。それがわからないからです。将来のことがわからないのに、無責任なことは言えない。そう思って、息子には何も言えません。私はどうすればよいのでしょうか」。

 この相談をいただいたときに、その気持ちがすごくわかる、と思いました。

 ひとつは親としての心情です。私も親として(頭ではわかっているつもりでも)「休んでいいよ」と言うことには抵抗感があります。

 また、子育てそのものが、学校へ行くという前提があるようにも感じます。学校とはちがう学びを考えることができる方は、まだ少数ではないでしょうか。

 「義務教育」という名のプレッシャーもあります。不登校は「出席させない正当な事由」として就学義務違反には当たらないのですが、それでも、周囲の目があります。それだけに親としての苦しみもまた、子どもと同じようにあるのだと思います。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

子どもが不登校気味なのに両親は共働き、そんなときに考えたい3つの視点

541号 2020/11/1

不登校の兄と登校する弟、兄弟の関係をどう支えたら?

539号 2020/10/1

不登校からの進学が不安な方に知ってほしいこと

537号 2020/9/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

542号 2020/11/15

その歌唱力で存在感を示している「BiSH」のアイナ・ジ・エンド。不登校や高...

541号 2020/11/1

中学1年生から不登校だった女性(24歳)に取材。声優を夢見て進学したものの...

540号 2020/10/15

トレーラーハウスを活用した新しいフリースクールが誕生。スタッフの小関翼さん...