前号で、教育機会確保法の審議が半年ぶりに国会で再開され、付帯決議が提案された、2016年11月18日の衆議員文部科学委員会について紹介した。
その際「この付帯決議とともに、賛成多数と採決され」と述べたが、とても感動したシーンがあったので追記したい。
社民・共産は法案そのものには反対だったから、法の採決は「賛成多数」で決定されるのであるが、「付帯決議」の提案に対しては、傍聴している私の目の前で、両党の議員がぱっと起立したのである。これにはジーンときた。
のちに議事録を見ると、議長をやっていた永岡委員長が「起立総員」と宣言したことが記録されている。全員が起立したのだった。
付帯決議には「追いつめないように」など重要なことが述べられており、私も賛成であり、この付帯決議とともに、法が活用されていけば、より安心である。
4日後の11月22日には、衆議院の本会議が開かれた。
「いよいよ本会議」と思い、保護者の方々、学生、高等部の子ども、フリースクールスタッフ、市民団体の方々とともに傍聴に行った。
荷物を預け、傍聴券をチェック、階段をたくさん昇り、傍聴席へ。はるか下のほうに、テレビで見慣れた本会議場の風景が見えた。
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