不登校新聞

513号 2019/9/1

不登校家庭に学校から突然の「安否確認」。まず考えるべき点とは

2019年08月30日 14:17 by kito-shin
2019年08月30日 14:17 by kito-shin

連載「不登校あるある」vol.2

 「安否確認のため、子どもに会わせてほしい」。不登校のお子さんを持つ家庭に、そんな問い合わせが急にくることがあります。

 しかも、相手は学校や地域の相談機関。「子どもに会わせてほしい」と強く求められると、親としては驚きますし、とまどうこともあるかもしれません。

 こんなとき、親としてどうすればよいのでしょうか。

まず考えるべきこと

 この場合、第一に考えるべきは、「どうやって会わせるか」ではなく「どうやって子どもを守るか」ということです。
 親としてまずすべきことは、「家で責任をもって子どものことは見ている。元気にすごしている」ということを先方にきちんと伝えることです。

 しかし、なかなか納得してもらえないこともあります。「担任と会うことに抵抗があるなら、私がうかがいます」と、教頭先生が勝手に自宅まで来たというご家庭があります。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「勉強しなきゃ」と焦るわが子に、親がかけてあげるべき言葉

530号 2020/5/15

学校が一斉休校でも「勉強の遅れを気にすることない」と思う記者の言い分

528号 2020/4/15

不登校経験者が選んだ進路とは、安心できる将来のために必要なこと

527号 2020/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…