不登校新聞

515号 2019/10/1

高校を5度も退学 とにかく必死だった私が中卒でも大丈夫だと思えるまで

2019年09月26日 11:59 by motegiryoga

 執筆者の加藤郁美さんはどうしても高卒資格がほしく、高校中退をくり返した。しかしその後、学歴にこだわることをやめてから、少しラクになれたという。

* * *

 私は、中学校を卒業してから6年間ほどのあいだに、5つの高校に入学しましたが、すべて退学しました。

 高校に5回も入り直すなんて、あまり聞かない話かもしれません。なぜ、そんなに必死だったのかと言えば、同年代の人たちと差がついてしまうことがとにかく怖かったのと、中卒のままだと何かと不利になると思ったからです。

 それで、高校だけはとにかく出ておきたくて、必死にがんばっていました。

入学しては退学

 だけど、私は勉強ができないし、なにより人付き合いが苦手でした。

 だから、高校に入っても、クラスメイトや先生との対人関係にことあるごとにつまずき、結局は退学してしまう、ということをくり返してきました。

 なので、私は今も「中卒」のまま、です。

 不登校経験のある子が多く通っている高校、通信制高校、定時制高校、私が興味を持った簿記を勉強できる商業高校など、「ここならやっていけそうだ」と感じた高校には一通りチャレンジしてみました。

 レポートを何度も提出したり、留年をして1年生をやり直したこともありました。「今度こそ」という思いで自分なりにがんばってきました。でもダメでした。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

不登校を機に「自分が嫌いになった」17歳がぶつかった理想と現実

562号 2021/9/15

自分の性別にずっと違和感が。性同一性障害に出会うまで

561号 2021/9/1

23歳で高校を卒業した僕。社会の学歴の「当たり前」に感じた疑問

561号 2021/9/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

562号 2021/9/15

3人のホームエデュケーションで育ててきた原田雅代さんにお話を伺ってきました...

561号 2021/9/1

2021年8月21日 NPO法人全国不登校新聞社は子どもにかかわるすべての...

560号 2021/8/15

娘が夏休み明けに突然の不登校。娘のペースを大事にしたいと思いながらも揺れて...