不登校新聞

372号 (2013.10.15)

不登校の歴史 第372回

2013年10月11日 16:28 by kito-shin


2009年秋の明暗


 民主党政権発足後の2009年秋、不登校をはじめとする子どもの状況はどうだったのか。

 選挙戦がたたかわれている際の8月にも、奈良、長崎、名古屋、京都、秋田、兵庫などで、子どもたちの飛び降り自殺や焼身自殺があった。静岡では9月に入ってすぐ、中2女子2名の心中があった。遺書にはいじめがあったことが残されていた。

 文科省の発表によると、全国小中高の学校が認知したいじめは、8万4648件(前年度の数)で、2年連続で減少しているという。

 また、学校基本調査による小中不登校数は、12万6805人(前年度の数)で3年ぶりに減少したという。ただし、中学生は前年度より8000人増加している。

 厚労省の発表では、児童相談所が相談を受けた虐待件数は4万2662件で、過去最多となった。家庭の貧困や雇用状況の悪化など、社会的背景が子どもたちの安心安全に暮らす権利を脅かし、悪化もさせていた。

 不登校であっても、つながりあっている子どもたち、理解される環境で暮らしている子どもたちは、子ども交流合宿でさらに輪を広げたり、「不登校の権利宣言」を発表したり、居場所で息を吹き返したりしていた。
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