不登校新聞

519号 2019/12/1

「ここを乗り越えたら成長する」背中を押された息子が見せた表情

2019年11月29日 14:35 by shiko

連載「わが家が目指したのはHSCの安心基地」vol.10

 幼稚園の運動会の練習が続くなか、ある日、「運動会には出たくない」と息子のたけるから伝えられました。

 しかし、私はがんばって乗り越えたら自信につながるのではないかという期待が拭えず、どうしたらがんばれるかに気持ちは向けられていました。

がんばりたい気持ちはある?

私「どうしようか。どうしてもダメなら出なくてもいいとは思う。でも、がんばれる方法があるなら工夫して乗り越えたいと思うんだけど、どうすればがんばれるとか、何か希望ある?」

子「ん~、ずっとママがいっしょにいること?」

私「入場行進も、だよね? 本番も」

子「うん」

私「……わかった、そうしよう」

 たけるとの話し合いの結果を夫に報告しました。

「じゃあ、俺もがんばらないとね。前日の準備とかも」

「ありがとう。でもさすがに入場行進は目立つよね」

「帽子を買って先生と同じような恰好してさ、先生のようにふるまったらわからないかもよ」

「そうだね。支援員の先生もいらっしゃるわけだしね」

 たけるは、熱が下がって回復するまで3日間はお休みし、登園と運動会の練習を再開しました。

 練習の合間のセミ獲りのときだけでも、たけるのワクワクした活気が見られるのが救いでした。

 先生にも、校長先生にも、たけるのそばに付き添ういきさつをお話しました。

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