不登校新聞

520号 2019/12/15

母が「変わった」とわかった日、不登校だった私が見てきたこと

2019年12月12日 12:09 by kito-shin
2019年12月12日 12:09 by kito-shin
















【解説】
 子どもから見て「親が変わった瞬間」を描いてもらいました。もっと言えば、子どもから見て「親は私の味方だ」と感じられた瞬間です。

 親の行動である「不登校を隠さないこと」「外へ連れ出すこと」は大事なポイントではありません。言葉ではなく『特別扱いしない視線』が本人とってはうれしかったわけです。

 周囲から見れば、学校へ行かず、不登校の子が集まるフリースクールも行かず、ますますひきこもってしまうのでは、と不安になる例だとは思います。

 でも、モデルとなった女性は、母との「ふつうの関係」を取り戻し、現在は心理学を学ぶため大学へと通っています。(東京編集局・石井志昂)

【プロフィール】
(たなぞの・しょういち)
82年生まれ。名古屋市在住。小1より不登校をし、義務教育期間はほとんど学校へ通わなかった。漫画家として、『学校へ行けない僕と9人の先生』(双葉社)、『マジスター 見崎先生の病院訪問授業』(小学館)などを執筆。

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