不登校新聞

520号 2019/12/15

不登校の親にとっての最大の試練、元気になりつつある子への対応は

2019年12月12日 12:08 by kito-shin

連載「不登校・ひきこもりの家族が迎える5つの関門」vol.4

 子どもを親や世間の価値観で判断せず、受容できるようになれば、親子関係もだいぶ回復し安定してきます。

 そうなる以前は、子どもはゲームに熱中したり、テレビや漫画を見たりしても、暗い雰囲気の場合が多いと思います。

 しかし、「非審判的態度」で受容できるようになってくると、子どもが感じる安心感は広がり、笑顔も多くなって元気になってきます。このとき、親は第3関門を迎えます。

 第1関門は「受容の入口に立つ」、第2関門は「焦る気持ちを抑える」、第3関門は「子どもの感情を大切に、自分の気持ちや態度をふり返る」です。第3関門は、親にとって、最大の試練かもしれません。

 子どもが元気になってくると、親の心はザワザワしてくるのです。「こんなに元気になったら、学校へ行けるのではないか」などの気持ちが頭をもたげ、つい無意識のうちの発奮させる言葉や態度を出してしまいがちです。

 親の会などでは「テレビを見て笑っている子どもを見ると、イラッとする」「ネットに夢中になってる姿を見ると腹が立ってくる」という話がよく出てきます。

 私の失敗談を書きます。長女が不登校しているとき、私は単身赴任で週末しか家に戻りませんでしたが、たまに用事で平日に戻ることもありました。

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