不登校新聞

523号 2020/2/1

不登校調査50年、日本社会は 不登校の歴史vol.523

2020年01月28日 11:53 by kito-shin
2020年01月28日 11:53 by kito-shin

 「普通教育機会確保法」の成立前後は、不登校についての取り組みに対するふり返りも自然にあちこちで行なわれることになった。

 それをもっともはっきりした形で開催したのは、「不登校調査50年、日本社会は不登校をどう見てきたか?」の集会であろう。

 文科省は、学校を休む生徒がどれくらいいるかの把握については、1951年より長欠児調査を行ない始め、年50日以上欠席をくくり出していた。

 そのうち現在の学校基本調査が始まり、病気や経済的理由を除く「学校ぎらい」をくくり出し発表し始めたのが1966年であった。

 「普通教育機会確保法」が成立した2016年は奇しくも、調査を始めて50年たったときであった。

 50年とは長い月日である。一世紀の半分の時間が経過したのである。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

『不登校新聞』のおすすめ

624号 2024/4/15

『不登校新聞』のおすすめ

623号 2024/4/1

編集後記

623号 2024/4/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…