不登校新聞

524号 2020/2/15

社会学者が提案する、ひきこもり問題の乗り越え方

2020年02月14日 16:35 by kito-shin


社会学者・関水徹平

 ひきこもり問題とは「どう乗り越えるべき問題」なのだろうか。社会学の観点から関水徹平・立正大学准教授に執筆いただいた。

* * *

 日本社会では、さまざまな生きづらさ・働きづらさ(うつ、貧困、発達障害など)を抱えた人たちが、家族をよりどころにせざるを得ない社会が、政策的に形成されてきました。

 それは「日本型福祉社会」という政策です。この政策は、オイルショック以降、1970年代に提唱されました。

 国民の生活保障にとって重要な所得保障とケア提供のうち、所得保障は企業(男性正社員)に、ケア提供は家族(女性の専業主婦)に割り当てるものです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

ひきこもり8050問題は本当に問題ですか? 臨床心理学者の反論

530号 2020/5/15

「自分だけ取り残されている」不登校の子どもが春に感じる不安

526号 2020/3/15

「教育」って何のためにあるの?気鋭の哲学者が語る教育の本質

526号 2020/3/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

540号 2020/10/15

トレーラーハウスを活用した新しいフリースクールが誕生。スタッフの小関翼さん...

539号 2020/10/1

俳優として活躍する佐藤二朗さん。かつては「暗黒の20代」をすごしていたとい...

538号 2020/9/15

戦後から現代へ、歌い手として生き抜いてきた加藤さんにお話をうかがった。