父が本紙で執筆していた連載では「家族の受容」が大事だとたびたび触れられていました。今回は「受容」された側が、どのように感じていたかを伝えていきます。
姉の不登校を通して「学校に行かなければ」という思い込みから解放されていた両親は、私の不登校を最初から受けいれてくれました。
楽しそうに学校へ通っていた私の急な登校しぶりは、親からすれば「なぜ?」という思いもあったかもしれません。
しかし、それは聞かずに「しっかり休んだほうがいい」と判断してくれたのです。その判断は、罪悪感や焦りを感じていた私にとって本当にありがたいものでした。
不登校になってからの生活で思い出すことのひとつが食事です。両親は共働きだったので日中は私ひとりですごしていました。
自宅近くで働いていた母は、昼休みのたびに帰宅し昼食をつくってくれました。
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