本紙で連載されていた父の手記では、自己決定を尊重することの大切さが説かれていました。子どもと良好な親子関係を築き、子どもをよりよく支えるためには「自己決定」が大事である、と。
そう説いていた父のもとで私が感じていたこと。とくに進路を決める際に感じたエピソードをお伝えします。
私は小学校年生から不登校。5年生からはジャズダンスを習い始め、中学生時代もダンス漬けですごしました。そんな私は、中3時に高校をどうするか、という問題に向き合います。
担任の先生からは「単願なら私立の女子校には行ける」と言われましたが、小学校・中学校となじめなかった場所に通うのはきっと無理だと考え、ダンスに時間を使いたいと通信制高校を選択することにしました。
客観的に見れば全日制高校は無理だったのかもしれませんが、私のなかでは自分で選んだ進路です。
そう思っていたからか、月に1度のスクーリングで体験する学校生活は興味深いことばかり。
学校から送られてくる課題にも、いかに早く送り返すかというゲーム性を見いだして楽しむことができました。
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