不登校新聞

529号 2020/5/1

コロナの感染拡大と不登校への影響

2020年04月30日 11:11 by kito-shin
2020年04月30日 11:11 by kito-shin

連載「すまいる式 子どものわかり方」vol.29

 今回は、新型コロナウイルスの影響と不登校についてどのように考えるか、という質問をいただきましたので、それについて答えようと思います。

 最近はネットやメディアの世界でも、街中を見渡しても、「自粛」の文字でいっぱいで、胸が締めつけられそうになります。

 誰も好き好んでこの状況を生み出したわけではありません。みずから進んで何かを控えたいと思っているのでもありません。

 もしもそうだとしたら、「コロナ疲れ」などという言葉は生まれないはずです。

 あれほど学校を休みたいと言っていた子たちも、仕事を休みたいと言っていた大人たちでさえも、不安を抱え、耐えることを強いられる生活に疲れているのだと思います。

 つまりは体や心が休めていない状況が広がっているのでしょう。

 思えば、不登校はそんなことの積み重ねです。不登校経験者のエピソードで印象的だったものがあります。

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