本連載では、小学校4年生で不登校になった私が家族から「バイステックの原則」で言われている受容や自己決定の尊重をしてもらった結果、自分で進路を決めて就職したという体験談をお伝えしてきました。
今回はその私が不登校の子の親になってからの話です。
私は現在、夫と共働きをしながら3人の子どもを育てています。第1子になる長男は小さいころから本が大好きで、保育園の図鑑を残らず読んでしまうような子でした。
小学校に入学するときは保育園で仲のよかった友だちもいっしょだったので、楽しくすごせるかなと見守っていたのですが、入学後半年ほど経った9月のある朝「もう学校は無理」と大泣きしました。
息子が話したのは
思い返せば、長男は入学して以来、家のなかではイライラと怒りっぽくなり、夜中にひどい歯ぎしりをするなどストレスが溜まっているようすもありました。
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