不登校新聞

531号 2020/6/1

学校へ行くか行かないかではなく、私たち家族が見つけた第三の道

2020年05月28日 13:00 by shiko
2020年05月28日 13:00 by shiko


函館の祖父母と手をつなぐ鈴木家の子どもたち

連載「娘からの返信」vol.5

 小学校1年生の9月から不登校になった息子。息子が校内でされていた行為は「いじめだった」という認識のわが家と、「子どもどうしの悪ふざけだった」と説明する学校との隔たりはなかなか埋まらないまま、数週間がすぎました。

 しだいに学校への欠席連絡がつらくなってきた私は夫に相談しました。すると「そんなにつらいなら俺がやるよ」と快く引き受けてくれます。

 ここに来て私は、息子の不登校をきっかけにして、自分が不登校時代に感じていたつらさや不安感を追体験していることに気づきました。

 不登校に対するネガティブな感情をなんとかしたいと思っていたとき、里山さとさんが開設した「青空ホームスクール」というウェブサイトに出会いました。

 里山さんはわが家と同じく、娘さんが小学校1年生で不登校になっていますが、娘さんにとってよりよい環境はなんだろうと真摯に考え、娘さんの興味に合わせた体験学習をしているようすが優しい文章でつづられていて、私に必要なのはこの概念なんだと気づくのです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

母になってわかった私の不登校に意味があった理由

533号 2020/7/1

共働き家庭と不登校、小4でも親不在ですごせる方法

532号 2020/6/15

不登校だった私が、不登校の親になってわかったこと

530号 2020/5/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

599号 2023/4/1

現在小学3年生の息子を持つ母親・カナコさんは、息子が元気になったサインを待ち続…

598号 2023/3/15

毎日の出席連絡や学校からの配布物など、不登校中の悩みの種になる学校対応。元公立…

597号 2023/3/1

「うちは学校をやめます」。小1の娘が不登校したとき、母親の天棚シノコさんは夫と…