不登校新聞

533号 2020/7/1

人と接するのが怖かった私が人の気持ちに寄り添いたいと思うまで

2020年07月07日 18:04 by kito-shin

 

 私は今から約9年前の中学1年生のとき、不登校になった。きっかけは転校をくり返したこと。

 父親の仕事の都合で小学校時代から転校続きだった私は、引っ越すたびにめまぐるしく変わる人間関係に疲れてしまったのだ。

 不登校になってからの3年間はどん底だった。まわりの人の話し声すべてが自分に対する悪口に聞こえてしまい、人と接するのが怖くなった。

 しだいに家から出ることもできなくなって、心療内科では「躁うつ病」と診断を受けた。

 ストレスと薬の副作用もあってか、体重が30キロも増え、ますます人と会うのが怖くなった。何より悲しかったのは、修学旅行へ行けなかったこと。

 小学生まで友だちと遊ぶことが大好きで、イベントごとにも積極的に参加していた私は、中学入学直後から修学旅行を楽しみにしていたのだ。

 そんな私に変化が訪れたのは、高校進学を控えた中学3年生のころだった。適応指導教室と学校の相談室に通っていた私はある日、1枚の学校案内に目がとまった。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

10年間、不登校してわかった意外と生きていける理由

533号 2020/7/1

不登校経験者が考える親が学校に意見を言う難しさ

532号 2020/6/15

「学校と向き合うことは親も戦いだ」と私が実感した日

532号 2020/6/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

532号 2020/6/15

東京大学の大学院在籍中から6年半ひきこもった石井英資さんへのインタビューで...

531号 2020/6/1

「子どもに休みグセがついてしまい、学校生活に戻れるか心配」、そんな声に対し...

530号 2020/5/15

緊急事態宣言の発出から1カ月。新型コロナウイルス感染拡大防止に伴う自粛要請...