不登校新聞

533号 2020/7/1

母になってわかった私の不登校に意味があった理由

2020年06月30日 14:05 by shiko
2020年06月30日 14:05 by shiko

連載「娘からの返信」最終回

 これまで本欄では、父の連載から引き続くかたちで、自分自身の不登校と息子の不登校からホームスクールへの変化をお伝えしてきました。今回はこれまでの経験を通じて感じたことをお話していきます。

 私は、不登校になった当初から両親に受容してもらえたおかげで、自分の好きなことを見つけて、社会に出ていくエネルギーを蓄えることができました。

 それでも、将来が見えないまま何年もすごした日々はつらいものでしたし、就職が決まるまでは本当に不安で、悩み続けました。

 ですから、「お母さんが不登校だったなら僕も……」と安易に考えてしまわないよう、息子には私自身の不登校経験を伏せていました。

不登校だった私が息子に伝えたこと

 そんななかで、息子は入学後半年で学校へ行くのがつらくなり、6歳なりに感じる「学校には行くもの」という同調圧力に押し潰されそうになります。

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