今回は「不登校と過保護」というテーマで考えてみたいと思います。
次のようなご意見をいただきました。
「私の知人の話ですが、高校生の息子さんが朝起きられないことが続いてしまい、そこから不登校になったそうです。そこで、まずは規則正しい生活を送ることを徹底し、体を動かして、アルバイトなどの社会参加をするまでになりました。不登校になっても、甘やかしてだらしない生活を送ることはまちがっていると思います。過保護はよくないです」。
まず実際の対応については、以前、本欄で「朝、起きてこない子に思うこと」というテーマで書きました。
学校は休んでもいいけど、これはしなければいけないとか、あれはさせたいというのは、不登校の対応としてあまり有効ではない、というのが私の意見です。
ただでさえ「学校へ行かなければならない」という不安があるのに、「規則正しい生活」を求めることで、子どもは相当の負荷がかかることになります。
まずは子どもの気持ちを第一に、そこから行動や治療、療育といったことにつなげていくことが望ましいと思います。
さて「過保護はよくない」という言葉は、子育てをしているとよく聞く助言の一つだと思います。
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