7月に開催された弊社の社員総会におきまして、代表理事に就任しました石井志昂です。
私は中学2年生で不登校になりました。教師との関係、学業不振、いじめなどが重なっての不登校でした。
「人生が詰んだ」と思い詰めていた当時の私にとって希望はひとつだけ。それは不登校の子が通うフリースクールがある、という「情報」でした。この世界に自分の身を寄せられる場があると知ったこと、これが心の拠り所でした。
こうした経験から私は、情報は人の希望になれると思い、記者をしてきました。記者になってからは約20年。
ふり返れば、学校へ行かなかった自分の経験と、取材相手、不登校に関わる先輩方に支えられての20年間でした。
これからも『不登校新聞』は、当事者視点という編集方針を固持し、不登校を生きる人とその親にとって必要不可欠な情報紙を目指します。
また、読者のみなさまにとっては行き届かないこともあるかと思いますが、市民でつくる新聞として、「不登校の今」を安心して生きられるような情報提供に努めてまいりますので、今後ともよろしくお願いいたします。(全国不登校新聞社代表理事、本紙編集長・石井志昂)
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