不登校新聞

539号 2020/10/1

「1話せば10わかってくれる」不登校の親どうしでつながるススメ

2020年09月29日 12:34 by koguma
2020年09月29日 12:34 by koguma

 不登校の子どもを持つ親に取材をしていると「悩んでいるのは私だけじゃないんだと思えたことで気持ちが楽になった」という話題が出ることがあります。同じように不登校で悩む親とつながれたことで、「私はひとりじゃない」と実感できた、と。

 私はこれまでの取材を通じ、親にとって、この実感が子どもと向き合う上での大事な「出発点」になると考えています。

 不登校でつらいのは、言うまでもなく子ども本人です。しかし、誤解を恐れずに言えば、親には親のつらさがあるものです。だからといって、そのつらさを子どもにぶつけることがあってはいけませんので、そんなときに大きな助けになるのが、同じ経験をした親の存在です。

 私はよく「親がひとりで抱え込もうとせず、わが家の不登校についてとことん話せる人や場所を見つけてほしい」とおすすめしています。

共感と失敗談

親どうしでつながることをおすすめする理由は大きく2つあります。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「今からでも間に合います」不登校でも取れる「高卒認定試験」について解説

625号 2024/5/1

「4月から学校へ行くよ」子どもに言われたときに必要な親の準備とは【全文公開】

622号 2024/3/15

「カップ麺ばかり食べていて大丈夫?」不登校の子を持つ親の悩みに栄養士が答えます

622号 2024/3/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…