「児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査」によると、2019年度に小中高校などで認知されたいじめの件数は61万2496件(前年度比6万8563件増)と、過去最多となった。
いじめの認知件数の増加は6年連続で、現行の調査方法(高等学校に通信制過程を含む)となった2013年度と比べるとおよそ3・2倍に増加している。
いじめの認知件数の内訳を見ると▽小学校48万4545件(前年度比5万8701件増)▽中学校10万6524件(前年度比8820件増)▽高等学校1万8352件(前年度比643件増)▽特別支援学校3075件(前年度比399件増)だった。
いじめを認知した学校数は3万583校と全学校数に占める割合は82・6%で、前年度から1・9ポイント増加した。
2013年に成立した「いじめ防止対策推進法」第28条が規定する「重大事態」は723件と、前年度から121件増加した。このうち、「いじめにより不登校(年30日以上の欠席)」となったのは517件と、前年度から97件増加した。
読者コメント