不登校新聞

543号 2020/12/1

学校を休む子に規則正しい生活をさせようとすればするほどうまくいかない理由

2020年12月01日 10:44 by koguma
2020年12月01日 10:44 by koguma

 学校へ行きづらくなったり、不登校になったりすると、昼夜逆転をしたり、お風呂に入ろうとしなかったりと、それまでこなせていたことができなくなることがあります。

 「無理に学校へ行かなくてもよい」とは思いつつも、「朝はきちんと起きたら」「お風呂ぐらい入ったら」と、つい言いたくなってしまうのが親の想い。規則正しい生活をしたほうが健康的で親としても安心するわけですが、親からの「〇〇したら」という提案は、子どもからすると拒否したくても拒否しづらいものとして伝わっていることがあるんです。

朝がつらいワケ

 昼夜逆転は不登校の子どもによく起こることですが、なぜ朝の時間帯を避けるのか。取材を通じてよく聞かれた理由は「朝は動き出す時間だから」というものです。朝早く起き、朝食を食べ、子どもは学校へ行く。これが世間一般の「フツウ」です。しかし、子どもからすると、そうした動きの慌ただしさを肌で感じることがつらいときがあるんです。ある不登校経験者は「自分の家の前が通学路になっていて、班ごとに登校するときの声が聞こえたりすることがつらい。みんながあたり前にできていることができない自分を再確認することになるから」と語ってくれたことがあります。

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