不登校新聞

296号(2010.8.15)

かがり火

2013年10月22日 11:56 by kito-shin
2013年10月22日 11:56 by kito-shin


 世界に長寿国と誇ってきた日本で百歳以上の長寿のはずの人たちが戸籍上生存していても、じつは所在も生死もわからず消えている事態に各地の自治体が大あわてで調査を始めたという。貧しい高齢者福祉政策の姿が露見した。

 反対に、存在しているものが見かけ上、消される現象は多い。原爆症認定や公害被害認定はその典型だ。学校ではいじめや不登校が消される。いじめ自殺などが社会問題になり、文科省が調査をするといじめ報告は急に増え、まもなく減少していくが、いじめ問題が解決されたわけではない。
この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

第18回 寝屋川教師刺殺事件【下】

232号(2007.12.15)

最終回 家庭内暴力とは何か【下】

232号(2007.12.15)

第232回 不登校と医療

232号(2007.12.15)

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…