加嶋文哉さん
「星の会」の例会に初参加してくれたAさん。言葉につまりながら、娘さんのことを話してくれました。
中学校入学当初は楽しそうに通っていた娘さんが5月ごろ、お腹が痛いと言って居間のソファにうずくまるようになりました。「どうして学校へ行きたくないの?」「いやなことでもあるの?」と聞いても、何も答えてくれません。
先生に相談すると「学校では友だちと仲よく遊んでいるし、ふつうですよ。少し背中を押して、学校へ来させてください」と言われました。学校まで車で連れて行ったりしていましたが、しだいに車に乗ることさえいやがるようになりました。
「いじめがあるなら、学校を休んでよいと思います。でも、ただ学校をいやがっているだけなら、娘の背中を少し押したほうがよいのかなとも思います。不登校の原因がわからないので、休ませたほうがよいのか、押したほうがよいのかわかりません」と、Aさんが抱える迷いを率直に打ち明けてくれました。
顔が怖かった
私はBさんに話を振りました。Bさんのお子さんは現在大学生で、不登校のきっかけはいじめでした。
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