不登校新聞

556号 2021/6/15

発達障害のグレーゾーンかもしれない僕。見つけた生きるヒント

2023年02月22日 13:19 by kito-shin
2023年02月22日 13:19 by kito-shin

 今回の執筆者、鬼頭信さんは「自分は発達障害のグレーゾーンなのかもしれない」と思ったことがあるという。小学校から今までのご自身の経験を書いていただいた。

* * *

 発達障害には「グレーゾーン」という層があるらしい。発達障害はグラデーション状の障害で、「ここからが障害」と線引きがむずかしく、その境界線上の人をグレーゾーンと言うみたいだ。ところで僕はこれまで「3つの学校」へ行っている。その経験をふり返ったとき、自分もグレーゾーンかもしれないこと、そして、そんな自分との付き合い方も見えたような気がした。

 1つ目の学校は小学校や中学校などいわゆる義務教育の学校。初めに自分に違和感を覚えたのは小学校の帰りの会だった。先生が明日の予定と持ち物を黒板に書くのだが、僕は時間内にノートに書き写すことができなかった。たいして長い文章でもないのに、先生が黒板を消すのに間に合わず、書ききれないのだ。

 思えば、僕は授業中もノートを取るのがまわりの子よりも遅かった。たくさん文字を書く先生の授業は何度も黒板を確認しないと漢字が書けないのでたいへんだった。授業中は写すことに必死で整理ができず、僕のノートはいつもぐちゃぐちゃ。あとで見返しても復習ができないノートしか書けないので、しだいに勉強についていけなくなり、小学3年生のころのテストの点数は10点以下にまで落ちてしまった。

 2つ目に行った学校は、約10年間の不登校とひきこもりを経験したあと、23歳で通った自動車学校。

 

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「死のうとしたけど生きたかった」いじめにより不登校した女性が語る「生きることの意味」

626号 2024/5/15

「不登校から文科省職員に」異色の経歴を持つ藤井健人さんが目指すのは「不登校という格差」の是正

626号 2024/5/15

「親子関係は?元気になったきっかけは?」3人の経験者が語る私の不登校とその後

625号 2024/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

626号 2024/5/15

旅人「キノ」がさまざまな国を巡る『キノの旅 the Beautiful Wor…

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…