不登校新聞

557号 2021/7/1

わが子に話しかけても返事がない。親の悩みに経験者が語った言葉

2021年07月01日 16:50 by kito-shin


加嶋文哉さん

連載「親の失敗談から見えること」vol.7

 中学生のときに不登校をしたAさんの息子さんは、通信制高校に進学しました。Aさんが困っているのは、子どもと会話ができないことです。
 話しかけても、首を縦に振るか横に振るかで返事をします。もう2年くらい子どもの声を聞いていないと言うのです。

 相談機関に行くと「返事をする必要のない声かけをしてください」とアドバイスされました。「ご飯食べるよ、お風呂沸いたよ、今から出かけるけど〇時ごろ帰るからね」といった具合です。Aさんは「とにかく子どもと会話をしたいです。同じ家に住んでいて、声が聞けないなんて悲しすぎます」と例会で思いを打ち明けました。

 Bさんが「よくわかりますよ」とうなずきました。「うちの娘も、私たちが話しかけても返事をしてくれなかったです。声が出なくなったのかと思ったくらいです。でも、ネットゲームの人とはチャットで話します。それも、敬語で。笑ったりもしていました。それなのに、私たち親とはメールか筆談でした。言いたいことがあったら、家に居るのにメールで伝えたり、紙に書いてテーブルに置いたり。まあ、ほかの人とは会話ができているからいいかなあと思っていました」と笑顔で話しました。

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