不登校新聞

558号 2021/7/15

TikTokが「バズりづらい動画」を推している理由

2021年07月21日 20:10 by shiko

 ショートビデオプラットフォーム「TikTok」がこの夏、新しいキャンペーンを開始した。

 TikTokとは、15秒から1分程度の短い動画が多数投稿されているプラットフォームのこと。動画内容は、日常生活の一コマや、かわいいペット、グルメレシピなど多岐にわたり、多くの美術館や報道機関も情報発信を行っている。なかでも一瞬で笑える動画やインパクトのある動画は再生回数が伸びやすく、「バズりやすい動画」などとも言われている。動画は素人でも簡単に投稿・編集ができるため、バズれる動画をつくれることは若者のあいだで新たなステータスとなりつつある。

 そんなTikTokが、キャンペーン展開をし始めたのが「#悩み相談」(開催期間7月12日~8月8日)。「性の悩み」「不登校の悩み」「親との関係」などについて、各テーマにくわしいNPO団体が動画で相談に応じるというもの。相談に応えるNPO団体は「ピルコン」「育て上げネット」「全国不登校新聞社」の3団体。

 すでに相談募集も兼ねて、6本の動画が上がっているが「妊娠したかも、そんなときはどうすれば」「いじめで学校へ行く気力がない」といった悩みにNPO団体がアドバイスを送っている。

 これらの動画は、ペットも登場しないし、盛ってないし、マジメで地味で「バズりづらい動画」なのだが、「不登校の悩み」では、1日に300件以上の悩みが寄せられた。

 TikTokの担当者によると「毎日のように深刻な悩みの動画投稿を見てきた。TikTokが信頼できる専門家に出会える場所になれれば」という思いから、キャンペーンを開始したのだという。8月1日からは、TikTok人気クリエイターによる動画投稿も予定されており、さらなら注目が集まることが予想されている。

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