不登校新聞

562号 2021/9/15

不登校を機に「自分が嫌いになった」17歳がぶつかった理想と現実

2021年09月15日 17:02 by kito-shin

 不登校という状況になり、苦しい思いをするのは親だけはない。ときに、子ども自身も学校へ行けない自分を責め、嫌悪感に苛まれることがある。今回の執筆者Y.Yさんも「中学2年生で不登校になったとき、自分への嫌悪感に毎日苦しんだ」という1人だ。「どうしても自分を好きになれず、生きていたくなかった」というY.Yさん(17歳・女性)が、自分を好きになろうと思ったきっかけや、好きになるため重ねてきた努力と葛藤を道のりを書いていただいた(画像はイメージです)。

* * *

 中学2年生のとき、私は学校へ行けなくなったことがあります。きっかけは部活でのプレッシャーや高校受験への焦りなどで余裕がなくなったことでした。余裕がなくなっていくにつれ、仲のよかった友だちとすれちがうことも増えました。そんな環境にどうしようもない疲れを感じるようになり、学校へ行かなければならない明日が怖くなってしまったのです。

 不登校になると、私は自分に対して強い嫌悪感を抱くようになりました。以前は長所に感じていた部分さえも、短所にしか感じられなくなって。親や友だちなど、まわりの人がいくら認めて励ましてくれても、自分の悪い部分にしか目が向けられなくなりました。

 しだいに嫌悪感に追いつめられ、ある日私は「自分のことがどうしようもなくきらいで、もう生きていたくない」と母に伝えてしまいました。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「次は教室へ」先生の一言が別室登校中の子の安心感を奪う理由

581号 2022/7/1

先生に知ってほしい、別室登校中の子へのNGワード

581号 2022/7/1

私が中学校を休学したかった理由

581号 2022/7/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

581号 2022/7/1

今回お話をうかがったのは、小4で不登校をした立花由紀さん(仮名・30代)。...

580号 2022/6/15

小学4年生から始まった過酷ないじめ。困窮を極めた家庭生活。そんなどん底の生...

579号 2022/6/1

今回インタビューしたのは、金子あかねさん・金子純一さんご夫妻。小3で息子さ...