不登校新聞

563号 2021/10/1

小学生のいじめが減少傾向に。国立教育政策研究所

2021年09月30日 10:33 by kito-shin
2021年09月30日 10:33 by kito-shin

 国立教育政策研究所生徒指導・進路指導研究センター(以下、センター)がまとめた「いじめ追跡調査2016―2018」によると、仲間はずれ・無視・陰口など「暴力を伴わないいじめ」の被害経験がある小学生は80%、加害経験がある小学生は69%であることがわかった。6年前の前回調査(いじめ追跡調査2010―2012)と比べて被害経験で7%、加害経験で17%減少している。

中学生の割合ほぼ横ばい

 中学生については「被害経験あり」が68%(前回比3%減)、「加害経験あり」が64%(前回比8%減)だった。センターではいじめの被害・加害について「小学生は減少傾向、中学生はほぼ横ばい」と分析している。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…

622号 2024/3/15

「中学校は私にとって戦場でした」と語るのは、作家・森絵都さん。10代に向けた小…