不登校新聞

564号 2021/10/15

勉強を無理強いせず、本人の自信につながるサポートを目指して

2021年10月14日 17:06 by kito-shin

 インターネットを通じた「家庭教師」や「カウンセリング」のサービスがあることをご存じですか。今回はWEB会議ツールなどを用いて、不登校の親と子の支援を行なう、山口真央さんに取材。オンラインサービスの取り組みや、自身の不登校経験についてうかがいました(※写真は山口真央さん)。

* * *

――山口さんは、オンラインで家庭教師をされているんですね。

 「オンライン家庭教師さざれいし」で、学校には通っているけど勉強が苦手という子や、不登校だけど勉強をがんばりたいという子を対象に家庭教師をしています。対象年齢は小学5年生から高校生です。WEB会議ツール「Zoom」を使って授業を行なうので、ネット環境が整っていれば全国どこからでも利用できます。

――基本的な流れと料金プランを教えてください。

 まずはお子さんに体験授業(完全無料/最大2回)を受けていただき、本人の意思を確認したうえで入会という流れになります。その後は親御さんも交えて相談し、曜日や日時を決めて、翌月からコース開始となります。コースは月4回、60分コースと80分コースがあります。本人の希望があれば宿題も出します(料金は2面参照)。

学力の取り戻し、短期間でも可能

――不登校の期間が長くて、まったく勉強していない、という場合も大丈夫でしょうか?

 まったく問題ありません。「さざれいし」で大切にしていることは勉強に自信をなくして不安になっている子に寄り添い、「やってみよう」とチャレンジする気持ちをつくることです。

 不登校の子を持つ親御さんの多くは、勉強の遅れをどうしても心配しがちですが、あまり気にしないで大丈夫だと思います。学校を3年間休んだからといって、勉強を取り戻すのに丸々3年かかるわけではありません。学校の勉強のなかでも、その子にとって必要な部分を取捨選択しながら取り組むことを大切にしています。

 また、勉強の取り組み方は人によってさまざまです。「学校へ行ったり、行かなかったりをくり返していたので、授業を受けられなかった部分だけ教えてほしい」という子もいれば、「通信制高校に通っているけど授業についていけないから、中学の基礎から学び直したい」という子もいます。

 いずれにしても、その子に合ったペースや進め方でサポートするので、心配はいりません。ガッツリ学力アップを保障するというわけではないですが、授業への理解をすこしずつ深めて、一番大事な本人の「自信」につなげられるような支援をイメージしていただければと思います。

――せっかく申し込んだけど、いざ始めてみると本人が乗り気でないということもあると思いますが、その点いかがでしょうか?

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