不登校新聞

569号 2022/1/1

地元の同級生から逃げ続けていた私が成人式に出席して感じたこと

2021年12月23日 17:19 by kito-shin
2021年12月23日 17:19 by kito-shin

 同級生と顔を合わせることになる、成人式。不登校当事者、経験者にとっては大きな壁となりえる。小学校、中学校と不登校を経験したさゆりさんは、昨年、実際に地元の成人式に出席したという。同級生と街中で会えば逃げていたという、さゆりさんが成人式に出席しようと思った理由は。また、出席したことで実感したこととは。覚悟と思いを執筆いただいた(※写真は振袖姿のさゆりさん)。

***

 私は昨年、20歳になり、地元の成人式に出席した。不登校をしていたときの自分からみれば、こうして無事に20歳を迎えられるなんて。ましてやイヤな思い出がたくさんある地元の成人式へ行くなんて、想像もしていなかった。今回は小学校、中学校と不登校を経験した私が、成人式への出席を決めるまでの覚悟と出席して実際に感じたことを素直に書いていこうと思う。

 私の不登校は小学5年生のころ。クラスメイトの男子数人からのいじめが原因だった。バイ菌扱いをされたり、係の仕事を一方的に押し付けられたり。明らかにいじめられているのにも関わらず、ほかのクラスメイトは助けてくれないどころか、いじめを見て笑われたりしたこともあった。そんな経験から小学生時代は周囲全員が敵に見え、自分から壁をつくってばかり。中学に入るころには、私は完全に人間不信になり、中3で2回目の不登校を経験した。友だちに対する恐怖心は地元から離れた高校へ進学しても変わらなかった。だから、ばったり街中で出くわすようなことがあれば悪口を言われるかもと恐れ、私はいつも同級生から逃げ続けた。

再会が転機に

 だが、そんな私の恐怖心は高校卒業後、中学のクラスメイトとたまたま地元で鉢合わせたことで大きく変わった。

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