東京シューレ25周年
フリースクール東京シューレは、1985年6月開設、このほど25周年を迎えました。
登校拒否が増加し始めて10年たったころで、まだ「首に縄をつけても登校させる」という対応が強く、登校できなければ戸塚ヨットスクールのような矯正施設や精神病棟へ入院が一般的に考えられた時代でした。しかし、育つ場は学校しかないと考える価値観が子どもを苦しめていると気がついた「登校拒否を考える会」の親たちの協力で、学校外の居場所・学び場・交流の場を東京都・北区東十条にオープン。不登校の成長支援と子どもが中心でつくっていく新しい活動が継続されていきました。93年にはフリースクールに通う割引の通学定期獲得、94年にはホームシューレ設立、99年にはシューレ大学を誕生させ、NPO法人認証も受けました。2000年には、ほかのフリースクールの協力も得てInternational Democratic Education Conference(世界フリースクール大会)の日本開催をし、翌年フリースクール全国ネットワークを結成することにもつながりました。
フリースクールの公教育化をめざし、構造改革特区制度を活用し「東京シューレ葛飾中学校」を開校、不登校の子どもの手による学園づくりもすすんでいます。
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