不登校新聞

576号 2022/4/15

不登校の子どもの心が回復するために必要な3つの対応

2022年04月12日 13:58 by kito-shin
2022年04月12日 13:58 by kito-shin

 子どもが家に居ても、じゅうぶん休めていなければ、心の回復にはつながらず、再び動き始めることも難しいです。子どもが心から休めるためにはどうすればいいのでしょうか。「それには3つの対応が必要です」と自らも不登校経験者で、現在は支援員の古豊慶彦さんが教えてくれました(連載「元当事者からの不登校対応マニュアル」第15回)。※画像はイメージです

* * *

 「学校へ行けない」ということをさまざまな言動で表現する子どもは、その時点で心も体もボロボロで、疲れきっています。「学校へ行き続けると自分自身がおかしくなる」「もう耐えられない」など、思いはさまざまですが、ギリギリのところで「助けて」というメッセージを発した点では同じです。そういった子どもたちにとって大切なのは、まず休むこと、回復することです。では、子どもたちが回復しやすい環境とは、どういうものなのでしょうか。

 まず理解していただきたいのが、子どもたちは休みたいから休んでいるのではなく、休まざるを得ないということです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

寝るでも逃げるでもいい、つらさを乗り切る「術」を見つけて

577号 2022/5/1

不登校・ひきこもりの子どもと話をしたいと思ったとき

575号 2022/4/1

学校行くと言うけど行かない、不登校の子の言動が矛盾する理由は

574号 2022/3/15

読者コメント

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…