不登校新聞

577号 2022/5/1

学校とのやりとりで困った保護者は9割、親の声から生まれた学校への依頼文が公開中

2022年04月26日 12:10 by kito-shin
2022年04月26日 12:10 by kito-shin

 「多様な学びプロジェクト」が今年3月に行なったアンケート調査で、わが子の不登校をめぐり、学校とのやりとりに困った経験があると答えた親が9割に達することが明らかになりました。学校への出欠連絡を毎朝するのがしんどい、学校の先生と話がかみ合わない、学校からのプリントの受け渡しで困っている――。そんな親の声をもとにつくられた「学校への依頼文フォーマット」がWEB上で公開されました。親の要望について、各項目にチェックするだけで、学校と親が話し合いをする際に使える資料にもなる「学校への依頼文フォーマット」。内容を紹介するとともに、作成にいたるいきさつや今後の思いなどについても「多様な学びプロジェクト」関係者にお話をうかがいました(※画像はイメージです)。

* * *

 依頼文は「出欠連絡の方法」「子どもの安否確認」「プリントなどの受け渡し方法」「登校刺激や家庭訪問」「給食費の支払い」など10項目のチェック欄のほか、保護者からの要望を伝える自由記述欄もある。依頼文はホームページからダウンロードでき、記載例を見ながら記入できる。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「不登校の要因はいじめ」子どもと教員、認識差に6倍の開き

624号 2024/4/15

東京都で2万円、富山県で1万5千円 全国の自治体で広がるフリースクール利用料の補助のいま

622号 2024/3/15

「不登校のきっかけは先生」、「不登校で家庭の支出が増大」約2800名へのアンケートで見えてきた当事者の新たなニーズ

619号 2024/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

625号 2024/5/1

「つらいときは1日ずつ生きればいい」。実業家としてマネジメントやコンサルタント…

624号 2024/4/15

タレント・インフルエンサーとしてメディアやSNSを通して、多くの若者たちの悩み…

623号 2024/4/1

就活の失敗を機に、22歳から3年間ひきこもったという岡本圭太さん。ひきこもりか…