不登校新聞

579号 2022/6/1

映像会社で働く僕が不登校経験を「こんなもん」と思えた理由

2022年05月25日 15:01 by kito-shin

 構成作家の「今日からみやもと」さん(29歳)にとって、不登校はずいぶんと重い「十字架」だったという。しかし、30歳を目前にした現在、心境に変化があったそうだ。不登校で苦しんでいた当時のようす、不登校に対する心境の変化について、執筆していただいた(※写真は「今日からみやもと」さん)。

* * *

 地元の高校で中退、隣町の高校へ移ってもう一度中退。あわせて2度の中退を経て、僕は不登校になった。 約15年前のことだ。地元は非常に狭い田舎だったので、自分くらいしか不登校の子がいなかった。だから、よけいに目立ってしまったのだろう。僕の不登校のうわさはすぐに知れ渡った。「学校なんて行きたくない」と思っていたけれど、自分が不登校であることには引け目を感じていたから、堂々とはできなかった。

 思い返せば、このころから僕にとって不登校は「十字架」そのものだった。「みんなと同じではない自分」が嫌になっていたのだ。だから友だちはおろか、家族ともろくに顔を合わすことができなかった。共働きの両親が家にいないあいだに居間で食事をすませ、みんなが寝静まったころに風呂に入る。

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