認定NPO法人「チャイルドライン支援センター」(以下、センター)が公表した「2022チャイルドライン年次報告」によると、2021年度に電話およびオンラインチャットにより「子どもとの会話が成立」した件数は4万7035件だった。センターの分析から見える子どもの現状とは(画像はイメージです)。
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相談内容を主訴別に見ていくと、電話でもっとも多かったのは「自分自身」で2万479件(49・0%)であり、以下▼「学校」(18・9%)▼「性」(16・5%)だった。オンラインチャットでもっとも多かったのは「自分自身」で2306件(44・2%)であり、以下▼「学校」(32・1%)▼「家庭」(14・8%)となっており、どちらも相談の約半数が「自分自身」に関する内容となっている。「自分自身」の内訳を見ると「気分の落ち込み」「自信のなさ」「希死念慮」といった「心に関すること」の相談がもっとも多い結果となった。
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