不登校新聞

592号 2022/12/15

不登校まっただなかの10歳の日常 家で学び育つ1週間を密着取材

2022年12月13日 15:37 by kito-shin
2022年12月13日 15:37 by kito-shin

 小学生の不登校が増えているなか、わが子を家でどうすごさせればよいのか、お悩みの方も多いのでは? そこで、小学4年生の鈴村れいさんと母親の結さんに取材しました。れいさんは、小学1年生の夏休み明けに不登校。以来、家庭を拠点とした「ホームスクール」に切り替え、現在小6の兄、小1の弟とともに、家を中心にすごしています。ホームスクールを始めた経緯、ふだんどのような日々を送っているのか、ご紹介します。(文・木原ゆい)

* * *

 れいさんが不登校になったのは、小学1年生の夏休み明けでした。食欲が徐々に落ち、学校を休みがちになったのです。しだいに体重も減少するほど、心は追い込まれていきました。もともとれいさんはひといちばい刺激に対して敏感な「HSC」の特性の持ち主。母親の結さんは、「そうした気質ゆえ、エネルギー切れしたのだろう」と当時をふり返ります。

 じつは結さんも不登校経験者のひとり。また、すでに長男がホームスクールをしていたこともあり、れいさんにも本人の意志を尊重する姿勢でいることを伝えました。れいさんは、最初こそ学校へ行くべきか迷いましたが、それは自分の変化に追いつけず、とまどっていたからなのでしょう。

 数週間学校を休み、れいさんの心がすこしずつ回復してきたタイミングで、結さんは「学校との距離をどうしたい?」と尋ねました。すると、れいさんは自分の気持ちを小さな声でこう伝えてくれたそうです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「あいつと関わるな」 僕の一言で友だちの態度が一変 中2で不登校した帰国子女の体験談

595号 2023/2/1

「この人に会えたら変われる気がした」7年ひきこもりした男性が憧れの人に出会うまで

595号 2023/2/1

優等生の僕に起きた異変 突然の体の不調は「もう限界」のサイン

594号 2023/1/15

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

595号 2023/2/1

「寄り添う」とは、いっしょに考えること。「スカートをはいた大学教授」としてSN…

594号 2023/1/15

進学について、不登校のわが子と話すのが難しいと感じている親御さんもいらっしゃる…

593号 2023/1/1

在籍者の8割が不登校経験者という立花高等学校で校長を務める齋藤眞人さん。不登校…