不登校新聞

593号 2023/1/1

「僕には何もない」大学卒業を控えて焦る不登校経験者に専門家がかけた言葉

2022年12月21日 13:45 by kito-shin
2022年12月21日 13:45 by kito-shin

【相談者】古川寛太さん(22歳)

 突然ですが、人生相談してもいいですか。私は高校3年間不登校でした。中学生まではまわりの期待に応えようと、まじめに勉強し、生徒会長もこなしましたが、優等生でいることが苦しくなって学校へ行けなくなりました。

 不登校のあいだは自分が何をしたいのかわからなくなり、心がふさぐ毎日でした。ですが、大学に入学後は生きづらさから立ち直ろうと、自分なりに考えて行動しました。その結果、内的な自信はある程度ついた気がします。しかし、それにも関わらず、社会的な価値や能力が身につかないまま大学を卒業しそうです。職も立場もお金も友だちも恋人もスキルも資格もないです。なぜなのでしょうか。もうずっと焦って不安なのですが、この先どうすればよいのでしょうか。経験豊富な方だからこそ、お聞きしたいです。よろしくお願いいたします。

【回答者】中村尊さん(※写真は回答者の中村尊さん)

 フリースクールのスタッフをしている中村尊です。勇気を持ってご相談いただき、ありがとうございます。「いろんなものがない」という思いを抱えつつ、大学卒業を迎える不安と焦りがあるとのこと、読ませていただきました。これまでの経緯もふまえ、私なりに感じたことをお伝えしますね。

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