不登校新聞

594号 2023/1/15

優等生の僕に起きた異変 突然の体の不調は「もう限界」のサイン

2023年01月11日 15:13 by kito-shin
2023年01月11日 15:13 by kito-shin

 いわゆる「優等生」だったしろとりゆうきさん(21歳)は中学2年生のある日、突然の体の不調に苦しみます。まったく手足が動かなくなるという謎の異変。学校へも行けなくなってしまいます。しかし今しろとりさんは「不登校を後悔していない」と語ります。どのような気持ちの変化があったのか、執筆いただきました。

* * *

 中学2年生の9月のある土曜日。家で軽く寝転がり、部活へ行こうと起き上がったところ、突然手足に力が入らなくなり、体が動かなくなりました。これまで経験のないことで、何が起きたのかわかりませんでした。その日は1時間くらいでおさまりましたが、この謎の脱力はその後、学校や部活動中など、あらゆる時間に発生するようになりました。

 兆候もなく、突然足が動かなくなるので学校では先生に事情を説明し、イスを持って来てもらうか背負ってもらい移動をしていました。手に力が入らなくなったときは、ペンも持てないので、授業をただ聞いているだけでした。謎の脱力はやがて家でも生じるようになり、とくに朝起きた直後に起こることが増え、遅刻や欠席が重なり始めます。

 そのような日々が続くなか、周囲の生徒の僕に対する態度は不快なものへと変化していきました。自分だけ座っていると指をさされたり、無理やり歩かされたり。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

「いっしょにごはん食べないか?」高校3年間の不登校が終わるきっかけは父からのメールだった

596号 2023/2/15

「避難者であることを隠して生きよう」原発いじめに苦しんだ小学生の決断【全文公開】

596号 2023/2/15

「あいつと関わるな」 僕の一言で友だちの態度が一変 中2で不登校した帰国子女の体験談

595号 2023/2/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

596号 2023/2/15

昼夜逆転もないし、部屋に閉じこもるわけでもないのに、息子は学校へ行けない――。…

595号 2023/2/1

「寄り添う」とは、いっしょに考えること。「スカートをはいた大学教授」としてSN…

593号 2023/1/1

在籍者の8割が不登校経験者という立花高等学校で校長を務める齋藤眞人さん。不登校…