不登校新聞

600号 2023/4/15

人に問いをもたらす「不登校という出来事」

2023年04月10日 16:55 by kito-shin
2023年04月10日 16:55 by kito-shin

 「不登校という出来事」が起こると、人は「何が起こったのだろう」という問いを立てずにはいられません。「これからどう生きるのか」「ふつうとはなんだろう」という強い問題提起力をもつ「出来事」について、「不登校という問題」に長くかかわった中島浩籌(ひろかず)さんと考えます。(連載「今『不登校』を問うために」第7回)※写真は中島浩籌さん

* * *

 今回は「問い」と出会いや「出来事」との関係について書きます。いろいろな出来事に遭遇し考え悩んでいるうちに「不登校」になった、そう語る人たちと出会うことが多くあります。

 また、福島原発の事故やコロナパンデミックといった大きな出来事との遭遇によって感覚が変化してしまい、そのことが「不登校」につながったと語る人もいました。出来事や出会いが持つ力は大きいものです。

この続きは1ヶ月無料のお試し購読すると
読むことができます。

関連記事

現在の「不登校」対策にひそむ3つの問題点

603号 2023/6/1

「子どもを救おう」はなぜダメか 「斜めの関係」が意味するもの

602号 2023/5/15

不登校のきっかけが不幸な出来事とはかぎらない

601号 2023/5/1

読者コメント

コメントはまだありません。記者に感想や質問を送ってみましょう。

バックナンバー(もっと見る)

603号 2023/6/1

「お寿司最高かよ」。このキーワードを提唱したのは児童精神科病棟で働く「子どもの…

602号 2023/5/15

親が不登校について学ぶこと、親が元気になること、人に頼ること、そして子どもを信…

601号 2023/5/1

「本当のこと言っていい?不登校、なんとも思ってないだよね」。今号で創刊25周年…